2023年9月に締結した木古内町との連携協定事業の一環として、12月16日~17日、人間科学科の教員2名(臼杵勲教授、大塚宜明講師)と学芸員課程(注)を履修する学生4名による調査チームが、町内の文化財調査を行いました。木古内町には、無形民俗文化財である伝統行事「寒中みそぎ」や旅行雑誌のランキングで毎年上位に選ばれる道の駅「みそぎの郷 きこない」、町内に61か所もある遺跡からの出土品を展示する郷土資料館など、豊富な文化財と魅力的な観光資源を数多く所有していますが、過疎化対策が課題となっています。
今回の調査では、町内の文化遺産や郷土資料館の現状と諸課題を把握し、これらの保存?継承、地域活性化への方針や施策、さらに大学の参画の在り方を検討しました。
調査チーム一行は藤澤義博 教育長の案内のもと、郷土資料館(いかりん館)や左女川神社、道の駅などを視察、関係者へのヒアリング?意見交換を行いました。このなかで文化財への理解度アップや施設利用者の関係人口の増加策、展示物を直接触って鑑賞できるハンズオン型の資料館への転換、道南自治体との連携強化など様々な提案を行いました。
今後も本調査を踏まえ、文化財の保存活用の基盤作りや諸事業への参加など、本学として木古内町のまちおこし施策に寄与するための連携を推進していきます。
(注)学芸員課程とは、博物館法に定められた博物館の専門的職員である学芸員になるための課程です。
木古内町の皆さんの温かい歓迎に感謝します
藤澤教育長(左手奥)と意見交換
郷土資料館を案内していただきました。
戦時中の砲弾を手に(勿論実弾ではありません)。
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