実習最終日の3日目は、私立バーンロムサイ孤児院に訪問しました。ここは、HIV（エイズ）に母子感染した孤児達の生活施設として、1999年に設立された日本人が経営している施設です。現在は医療の発展でHIV感染する子どもは激減しているため、様々な事情により家庭で生活できない児童が暮らしています。施設では経営と職業訓練のために、コテージを営業したり、ものづくりを行っています。映画『プール』の撮影に使われたプールもありました。私たちは施設見学の後、子供たちはサッカー、バレーボールの練習日でしたので、一緒に練習に参加させてもらいました。ボランティアのコーチなどが来て、本格的な練習と子供たちの意欲に私たちもいつのまにか夢中になっていました。

　昨日、訪問した国立の孤児院とはまた違った特徴がありました。早いもので、実習も終わりです。学生たちは、「数日だけだったが、日本ではできない体験ができた。後輩たちにも是非、勧めたい」と、充実した実習だったようです。